メンバーの感情が見える？！ グループ用タスク管理
echoは、ネットワーク共有型のタスク管理ソフトです。アイコンやメッセージを使って感情、満足度を視覚化できるのが特徴です。タスク管理は往々にして、至急・進行中・遅滞などいくつかのパターンだけで表現しがちですが、チームにとって重要なのは状態だけではありません。echoはよりきめ細かな進捗管理と、コミュニケーションの両方を同時に可能にしてくれるソフトウェアです。
echoはAdobe AIR上で動作するビジュアル重視のインターフェースを採用しており、ほとんどの操作を左クリックだけで行います。カレンダー式のタスクスケジューラーと違って、日付ではなく、人を中心とした表示を採用しています。初期表示では、自分を中心とした円が描かれ、その周囲に仕事やその案件を委託したメンバーが放射状に表示され、関係するノードが線で接続されます。システム開発など複雑なプロジェクトでも、自分を取り巻く仕事・関係者を一目で把握できます。
他人に仕事を依頼するときも、自分の備忘録に使うときも、まず「仕事」ノードを作成します。自分で担当するならスケジュールなどを入力するだけですが、誰かに割り当てる（キャストする）ならメッセージを付加してネットワーク経由で送信しましょう。進捗状況が気になれば、「どうかな？」「がんばって！」といった感情をフェースマーク付きで表示させることもできます。キャストされた側は、「ノリノリ！」「むむむ・・・」といった表現が可能です。
キャストされた受託者が仕事を完了させれば、依頼者に通知が届き、依頼者は「かなりいい」「Wow」といったフィードバックを付けることも可能です。チームメンバーが自発的に貢献したいと思えるような環境作りを図りましょう。なお、利用にはメンバーそれぞれechoサービスサイト上でのユーザー登録を行う必要があります。また、操作性は悪くありませんが、独特なので慣れるのに時間がかかるかもしれません。
echoは、細やかな進捗管理とちょっとしたコミュニケーションができる、タスク管理ツールです。デザインも柔らかいので、仕事の催促のようなちょっと言いにくいことも円満に伝えられるかもしれません。
